脳と障害
問脳、脳幹の類は、同時に中脳とか大脳辺縁系とかむずかしい言葉もつかっていて、系統発生的に古い脳で、動物も持っているものです。
そこには、情緒、感情面のものがプールしてあるんですが、ここまではだいたいみなさんもご存知ですね。
実は、もう一つあるんです。
これは、意識をつかさどる系統で、むずかしい言葉で網様体活動系(RAS)といいます。
脊髄から脳幹、大脳皮質へと続いているこの組織は、比較的最近わかったんです。
これは、意識にかかわるもので、ものを考えたり感じたりするものなのですが、この意識にかかわる部分こそ人間を育てる脳のいちばん重要なものです。
皆さんは、大脳皮質を豊かにしようと考えるわけですが・・・
知恵遅れの場合、すでに大脳皮質の細胞のいろいろな構造とかというのは比較的単純なところでおさえられているので、これを豊かにしようとしても高まらない。
わかりやすい言葉でいうと、言語的な認知行動や抽象的な思考を豊かにしようとするには基礎構築がどうしてもおいつかない。
・・・そうすると今の心身障害の重要なポイントというものは、幹脳、中脳・大脳、今のRASに焦点をあてざるを得ないわけです。